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【離脱症状】カフェイン摂取の注意点【中毒】

カフェイン摂取の注意点

エナジードリンク摂取に警告

2018年に米国スポーツ医学会はエナジードリンクの摂取に関する公式声明を発表しました。

多くのエナジードリンクにはカフェインが含まれています。

カフェインの過度の摂取は大人だけでなく、小児にとっても精神的にも身体的にもリスクになります。

カフェインの安全性や効果の証拠が不十分

エナジードリンクに含まれる過剰なカフェインは精神症状だけでなく、心血管、神経、胃腸、腎臓、内分泌系など様々な臓器にも影響を及ぼします。

エナジードリンクは、多くのビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブの混合物を含む高濃度カフェイン含有飲料です。糖分や炭酸を含むものもあり、様々な製品が発売されています。

スポーツ選手や軍人および中高生が頻繁にエナジードリンクを摂取しており、ある大学のスポーツ選手では8割もの生徒がパフォーマンス強化の為に摂取しているという報告もあります。

エナジードリンクは小児や思春期の若者にも手軽に入手できる状況にあります。

エナジードリンクの世界的な市場規模は、2013年に390億ドルだったものが2021年には610億ドルに達すると見込まれています。

需要が高まっている一方で、現時点では安全性や効果、パフォーマンスに関する証拠が不十分であるという懸念があります。

カフェインの含有量に制限がない?!

エナジードリンクに対する最大の懸念は、高濃度のカフェインを含有していることです。

米食品医薬品局(FDA)によると、1日当たり400mg(コーヒーにすると4~5杯に相当)のカフェイン摂取は健康な成人にとっては許容できる量です。

しかし、小児や若年者では精神的、身体的に重大な問題を引き起こす可能性があります。

コーヒーや紅茶、スポーツドリンクなどの一般的な飲料のカフェイン含有量は1本当たり200mg以内に制限されていますが、エナジードリンクでは制限がありません。

FDAの分類ではエナジードリンクは食品・飲料ではなく、栄養補助食品に分類されているのです。そのため、有害事象の報告義務はありますが、内容物が厳密に制限されていないのです。

カフェインの過量摂取で命に関わることがある

カフェインを大量に摂取した九州の20代前半の男性が中毒死したことが2015年12月にニュースになりました。福岡大学は、解剖の結果、カフェインの血中濃度が致死量に達していたことが分かったと発表しました。

男性はガソリンスタンドで深夜から早朝まで勤務し、眠気覚ましとして1年以上前からカフェイン150mg程度を含むエナジードリンクを飲んでいました。

亡くなる約1週間前から家族に体調不良を訴え、嘔吐も見られていましたが、亡くなる日の午前11時半頃大量嘔吐があり、その後寝ていましたが、午後4時頃家族に意識を失った状態で発見され、死亡が確認されました。

解剖で男性の血液から致死濃度(79~567μg/ml)にあたる182μg/mlのカフェインが検出されました。

食品安全委員会などによるカフェイン摂取量のまとめ

・健康な成人の1日の許容目安 400mg

・4~6歳の子供の1日許容目安 45mg

・医薬品の1日上限 500mg

・国内のエナジードリンク ~200mg

・コーヒー(100ml) 60mg

・紅茶(100ml) 30mg

・推定摂取致死量 3000mg

・カフェイン半減期 約3~6時間

・主な中毒症状 頭痛、動悸、眩暈、嘔気、嘔吐、興奮、不眠など

カフェインの中毒症状

カフェインの中毒症状には次のような症状がみられます。

頭痛、めまい、落ち着きのなさ、神経質、興奮、不眠、顔面潮紅、利尿、消化器症状(嘔気、嘔吐など)、筋れん縮、頻脈または不整脈、精神運動性区大奮など。

カフェインは不安障害や精神病の症状を増強することがあります。

カフェインの離脱症状と治療

カフェインには耐性が形成され、離脱症状としては主に頭痛がありますが、倦怠感、抑うつ気分、不安が出現することがあります。

離脱症状は4~5日ほどへの治療は対症療法的で、ベンゾジアゼピン系薬物が短期間(2~5日程)使用されることがあります。