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【子供の病気】熱性けいれんとその後【てんかん発症率】

お子さんが熱がでてひきつけを起こしていると、とても心配になります。

「けいれんが今後も続いて、てんかんになったら将来どうしよう」など不安になります。

では、熱性けいれんを起こした後、どのような経過をとるか詳しくみてみましょう。

熱性けいれんとは

熱性けいれんとは乳幼児期に起こる発熱に伴うけいれん発作と定義されています。

ただし、熱性けいれんは乳幼児期だけでなく全ての年齢で見られます。

有病率は諸外国ではおおむね2~5%といわれていますが、日本では7~11%とやや高いようです。

基本的には良性の疾患です。

熱性けいれんを起こした後のてんかんになる可能性は?

熱性けいれんを起こしたことのある小児が、後に誘因のない無熱性けいれんを2回以上くりかえすような熱性けいれん後てんかんの発症率は2.0~7.5%程度であるといわれています。

ちなみに一般人口におけるてんかん発症率は0.5~1%ですので一般発症率よりは高い傾向となりますが、それでも熱性けいれんの90%以上の子供はてんかんを発症しないということです。

熱性けいれんQ&A

Q.熱性けいれんで受診した時に、特に検査をしてもらえませんでした。大丈夫でしょうか。

A.熱性けいれんを起こした場合、すべてのお子さんに検査を行うわけではありません。

ただし、診察した医師の判断により、下記の検査を行う場合があります。

髄液検査

髄膜刺激症状や30分以上意識障害がある場合、また大泉門膨隆など髄膜炎などの中枢神経感染症を疑う所見がある場合は積極的に行われます。

採血

全身状態が良くない場合など重症感染症を疑う場合や、意識障害が続く場合、脱水などを疑う場合に採血検査をされることがあります。

頭部CT、頭部MRI検査

発達の遅れや、発作後麻痺を認める場合は検査されることがあります。

Q.熱性けいれんが起きた後、予防接種はしていいでしょうか。

A.当日の体調に留意すれば、主治医に相談したうえで、すべての予防接種をすみやかに摂取してよいとされています。

Q.熱性けいれんが起きました。今後の再発が不安です。

A.熱性けいれんは基本的には良性の疾患です。熱性けいれんの再発予測因子は以下の4因子といわれています。

1)両親いずれかの熱性けいれんの家族歴がある

2)1歳未満の発症

3)短時間の発熱-発作間隔(概ね1時間以内)

4)発作時体温が39℃以下

再発予測因子がない場合の熱性けいれんの再発率は約15%といわれています。予測因子がある場合は約30%~と言われています。

Q.熱性けいれんから、てんかんを発症するのはどのくらいの確率ですか。

A.熱誠けいれんを起こしたことのある小児が、後に誘因のない無熱性けいれんを2回以上くりかえすような、熱性けいれん後てんかんの発症率は2.0~7.5%程度であるといわれています。

ちなみに一般人口におけるてんかん発症率は0.5~1%ですので一般発症率よりは高い傾向となりますが、熱誠けいれんの90%以上の方はてんかんを発症しません。

Q.熱性けいれん後にてんかんを発症する関連した因子はありますか。

A.熱性けいれん後のてんかん発症関連因子は以下の4つがあります。

1)熱性けいれん発症前の神経学的異常

2)両親・同胞におけるてんかん家族歴

3)複雑型熱誠けいれん(焦点性発作or発作持続が15分以上or一回の発熱の中での再発のいずれか1つ以上)

4)短時間の発熱ー発作間隔(概ね1時間以内)

まとめ

熱性けいれんは諸外国に比べ日本では比較的多くみられ、5歳以下では20~30人に1人はみられる疾患です。

熱性けいれんがみられても90%以上の子供はてんかんを発症することなく良性の疾患といえます。

過度に心配しすぎずに、かかりつけの医師に対応の仕方等を相談しながら経過を見守ることが大切です。