摂食障害の治療の動機づけの強化

摂食障害の治療にくじけそうな時

人生、七転び八起き、何回挫折してもそれから立ち直ることが重要で、失敗すること自体は問題ありません。

問題なのはそれから立ち直ろうとしないことです。

早く立ち直る練習をしましょう。

努力を重ねているうちに必ず報われます。

変わることができるのです。

今の自分を変えたくて仕方がないと思っているのでしょう。

1日3回の規則正しい食生活の確立を目指して食生活日誌を続けましょう。

それと同時に自己誘発性嘔吐は、過食による体重増加を帳消しにすると信じられ、次回の過食を予約しているようなものですから、まずこれを止めましょう。

そうすれば、回数を減らした分だけ体や心に対する害を減少させると共に経済的にも助かること、この延長線上に過食がゼロ、すなわち過食しない状態を生じること、そうなればこの過食しない状態を持続して可能な限り延長しましょう。

これには食生活日誌で1週間ごとに食生活を検討し、1回でも過食が減っていればしっかり褒めましょう、そうでない場合は、その原因を吟味しましょう。

過食が治った(コントロールできた)状態とは、ある一定期間過食しない状態が続いた後、何かのきっかけで過食してもその翌日から再び過食しない状態が続くことで、どんな状態でも過食しない状態をつくるというのではないことを理解しましょう。

そして過食しそうになったときの代替行動を学習しましょう。

これについては、日頃から注意すべき食生活と、過食しそうになったときの代替行動のリストを渡して毎日実践してく下さい。

ストレスを減らしたり、ストレスに対する対処行動を高めるために、完全主義的思考の打破や、自己主張訓練、問題解決法などを行っていきます。

入院を考慮する場合

以下の場合は主治医に相談して入院を考慮する場合があります。

1.抑うつ気分が強く自殺の危険がある

2.自傷行為や問題行動が生じる

3.治療上厳しい行動制限が必要な場合

4.過食行動が強く、食物を自分で管理できない

5.その他医師が治療上、開放病棟で治療が困難と判断場合

コメントを残す